淋病
潜伏期間 | 2−10日 |
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症状 | 男性=尿をする時の尿道の痛み。黄〜白色の分泌物(膿、うみ)。 女性=帯下(おりもの)の増加。自覚症状がない場合も多い。 |
治療 | 約2週間の抗生物質の内服 |
費用 | 約4500円 |
検査 | 男性=尿 女性=頚管分泌物 |
コメント | 薬の効かない淋菌が増えているため、最新の薬を使っています。 |
クラミジア
潜伏期間 | 1週〜4週 |
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症状 | 男性=尿道のかゆみ〜尿をする時の軽い痛み。水っぽい少量の膿。 女性=自覚症状がないか、あってもわずかな帯下(おりもの)の増加。 |
治療 | 約2週間の抗生物質の内服 |
費用 | 約4000円 |
検査 | 男性=尿 女性=頚管分泌物 |
コメント | 男性の副睾丸炎、女性の不妊症が増加しています。 |
性器ヘルペス
潜伏期間 | 10日以内(初めての感染で症状が出る場合のみ) |
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症状 | 男性・女性=性器に小さな水膨れが出来、破れると痛い。 |
治療 | 5日の坑ウィルス剤の内服 |
費用 | 約3000円 |
コメント | 感染時に症状の出る人は少なく、再発で気付く。治った後もウィルスは神経に潜んで体調を崩した時に再発しやすい。 |
尖型コンジローム
潜伏期間 | ?? |
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症状 | 男性・女性=性器に出来るイボ。女性の場合、腟内、子宮にも。 |
治療 | 電気メスによる焼灼、液体窒素、腐食剤など。適した治療を選択。 |
費用 | 約2000円 |
コメント | 潜伏期間は不明。再発率が高く、女性の子宮頚ガンの原因と考えられているため、パピローマウィルス(HPV)の検査をお勧めします。(自費) |
梅毒
潜伏期間 | 1期:3週間前後 2期:3か月前後 |
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症状 |
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治療 | 約4〜6週の抗生物質の内服 | ||||
費用 | 約3000円 | ||||
コメント | 無症状で献血時にわかる場合も。 |
ケジラミ
潜伏期間 | 数週〜数か月 |
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症状 | 陰毛を中心としたかゆみ。虫を肉眼的に発見出来ることもあるが、女性はかゆみも無く下着に赤黒いシミが(虫の糞)付いて気付くことも。 |
治療 | 殺虫剤入りシャンプー(自費)と軟膏を10日間 |
費用 | 約6000円 |
コメント | 毛を剃る必要は無い。 |
性病について少々
■ | ![]() 実際、男性の淋病・クラミジアは風俗店におけるオーラルセックスで感染する割合がかなり高いです。 |
■ | 潜伏期間中でも細菌やウィルスは感染することがありますので、心配な場合はパートナーの検査・治療が必要となります。 |
■ | 性器に何か変化が起こると、全て性病と信じこんで説得しても無駄な場合があります。性器も皮膚・粘膜ですから、体の他の部位に起こる病気がたまたま性器に出来ただけという事もあります。 性器に起こる異常が全て性病というわけではありません。もちろん、心配・不安な方は、自分一人で悩まず気軽に相談してください。 |
■ | 医学の治療は、症状が無くなったから、薬を飲み終えたから終わりというものではありません。検査上異常が認められた場合、最終的に同じ検査を行い、治った事を確認するところまでを含めて治療となります。医療機関としてはそこのところまで本来責任があります。 患者さん自身で治ったと判断しても、実際には治っていない事もあります。そういう方の治療に関しては責任を負えません。それ以上に、パートナーの方にまで迷惑をかけてしまいます。 自己判断は決してなさらないでください。 |
■ | もちろん性病全般に言える事ですが、1回の接触で感染する事もあれば、10回の接触で感染しない場合もあります。つまり、100%うつるというものではないという事です。 ただし、検査でしか分からない病気もありますので、心配な場合は受診をお勧めします。 |